購入した音楽作品の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
[BD、DVD]
9点 電気グルーヴ – 人間も動物 [Ki/oon] [BD+2CD]
「ツアーパンダ 2013」のZepp DiverCityで行われたライヴとツアードキュメントが収録されており、それぞれ副音声(メンバーによる雑談)も収録。
最新アルバム『人間と動物』の全収録曲に加え、初期から近年までの代表曲をバランス良く配置した充実のセットリストと、二人の顔を使用したプロジェクションマッピングや照明で視覚的にも楽しめる内容になっています。
映像で観ることができる電気の個人的ベストライヴは、2000年3月のツアーツアーのZEPP大阪のライヴ(スカパーで生中継されて非ソフト化)なのですが、ソフト化されているライヴの中では今作はボリューム感とバランスが良く、雑談も充実しているので一番好きです。
昔に比べると、ステージでの瀧の存在感が薄くなっているのが少し寂しいですね。
[アルバム]
7.5点 GIORGIO
LUCERI – VOICES IN MY HEAD [MATHEMATICS] [2LP]
良質作品のリリースが多いシカゴの[MATHEMATICS]レーベルから、イタリアの新鋭GIORGIO
LUCERIのファーストアルバム。
オールドシカゴからの影響を色濃く感じさせつつも、ディープハウス、エレクトロ・ディスコ、バレアリック・ディスコ、幻想的なアンビエントなど、様々なスタイルでトータルバランスに優れたロマンティックな世界観を作り上げています。[シングル]
8点 CASEY
TUCKER – KNOE 2/1 [FOR THOSE THAT KNOE] [12inch EP]
ロンドンの[BOE RECORDINGS]が「埋もれたアーティストや未発表音源をリリースする」というコンセプトで始動した[FOR THOSE THAT KNOE]レーベルの2作目(1作目はJAMIE
READ)。
UKのCASEY
TUCKERというアーティストが96~97年にリリースした曲と未発表曲が収録されているのですが、アシッドシンセとデトロイトテクノを絶妙に融合させたクオリティの高い内容で、全く古さを感じません。
8点 IAN O’DONOVAN
& MADBEN – DUAL EP [ELECTRONICAL REED] [12inch EP]
[BEDROCK]レーベルでデビューして以来ハイクオリティな作品を連発し、今後の活躍を大いに期待しているアイルランドのアーティストIAN O’DONOVANと、フランスの新鋭MADBENとのコラボシングル。
IANのいつもの作風通り、壮大でドラマチックなエモーショナルテクノで、質の高い内容です。
8点 SRAUNUS
– ASPERRATUS CLOUDS [ZIK] [12inch EP]
フランスのダブテクノレーベル[ZeECc]のサブレーベル[ZIK]からの、リトアニアのSRAUNUSの新作。
BASIC
CHANNEL~DEEPCHORD/ECHOSPACEの系譜を継承する、クオリティの高いディープ・ダブ・テクノ。このシングルが素晴らしかったので、同時リリースだったアルバムも購入しました(後日紹介するかもしれません)。
8点 PLANT43 – THE SENTIENT CITY AWAKENS [SEMANTICA] [12inch EP]
スペインのアンダーグラウンドレーベル最先端[SEMANTICA]から、イギリスのEmile
FaceyによるプロジェクトPLANT 43の新作。
KRAFTWERK的なエレクトロを基調とし、デトロイトエッセンスを加味した非常にレベルの高いディープ・エレクトロ。同レーベルからの前作より明らかにクオリティが増しており、今後も期待したいアーティストです。
7.5点 DAVID
HATTON – REALIZATION [ELECTRONIC PURE SOUND] [12inch EP]
フランスの新鋭DAVID GATTONによる作品。
デトロイトテクノの影響を強く感じさせる感傷的な音色を多用した、軽快なピュアテクノトラック。Arne Weinbergあたりの作風に近いでしょうか。
7.5点 SABRE –
BALI / GING [TASTEFUL NUDES] [12inch EP]
ポルトガルの新鋭デュオSABREによる、シカゴの新興レーベル[TASTEFUL NUDES]からの新作。
ガムランの音色を使用したエキゾチックでソウルフルなエモーショナルテクノ「Bali」と、アシッドテイストのコズミックハウス「Ging」を収録。
7.5点 TODD
TERRY – REMIXES [TOOLROOM] [12inch EP]
ニューヨークハウスの重鎮TODD TERRYの過去作品のリミックスを4曲収録したシングル。
オリジナルの印象的なフレーズを残しつつ、メリハリの効いたファンキーなテックハウスに仕上げた「Jumpin」のIBAN
REUSによるリミックスが好内容。IBAN REUSは[WITTY TUNES]からのシングルも良かったし、今後楽しみなアーティストです。