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2018年8月20日月曜日

良かった音楽作品 2018年1月購入分(シングル Part 2)


購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、ダブテクノ、テクノ、エレクトロ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品をチェックしています。



[シングル]



8.5点 TIM JACKIW – MEMORY FEEDBACK EP [SLOW LIFE] [12inch EP]

時代を問わないテクノ、ハウスの魅力を追求しているベルリンの[SLOW LIFE]レーベルから、90年代よりオーストラリアでインディペンデントな活動を続けているTIM JACKIWのシングルがリリース。
96年頃に制作された楽曲らしいのですが、まさに時代を問わない極上のクオリティを誇る美しいピュア・テクノ作品で、この作品を発掘してリリースしたという点においても[SLOW LIFE]レーベルの活動内容の意義深さを感じずにはいられない素晴らしい内容です。













7.5点 STEPHEN LOPKIN – SOUTHSIDE ENGINEERING [BOKHARI] [12inch EP]

「2016年7月購入分」「2016年5月購入分」で紹介したシングルをどちらも「2016年ベスト(シングル)」に挙げたグラスゴーのSTEPHEN LOPKINが、ロンドンの[BOKHARI]からリリース。
これまで紹介してきた作品同様、初期デトロイトテクノスタイルを継承したギャラクティックでエモーショナルなテクノ作品で、常にハイクオリティの作品をリリースする信頼できるアーティストです。













7.5点 HIROSHI WATANABE / R406 – COSMOS EP [SELECT KASHIWA] [12inch EP]

日本の[SELECT KASHIWA]から、レーベル主宰ユニットR4062トラックと、[TRANSMAT]からのアルバム「Multiverse」用に制作されたHIROSHI WATANABEの未発表トラックを収録したスプリットシングルです。
コズミックテイストなデトロイトテクノやディープ・テックハウスを収録した良質な作品です。


2016年10月31日月曜日

良かった音楽作品 2016年6月購入分(シングル)


購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、ダブテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品や日本のガールズ・ダンスポップなどをチェックしています。



[シングル]



9.5点 VICTOR SANTANA – KI (Hiroshi Watanabe Remix) [CHAVAL] [12inch EP]

自身が主宰する[CHAVAL]レーベルからOrlando VoornLos HermanosKen IshiiEddie FowlkesMark FlashTerrence Dixonなどデトロイトテクノ系アーティストとのコラボシングルやリミックスを収録した作品を中心にリリースするスペインのVICTOR SANTANAの新作で、今作は日本人アーティストHiroshi Watanabeのリミックスを2曲収録した全5曲入りです。
デトロイトテクノを継承するスタイルを軸としたエモーショナルで疾走感のある力強いテクノトラックのオリジナル3曲も高品質ですが、靄がかかったような幻想的な雰囲気を漂わせながら徐々に盛り上がっていく感動的なテクノトラックに仕上がっている「Different Gates (Hiroshi Watanabe Remix)」が特に素晴らしく、隙のない充実した内容のシングルに仕上がっています。













8.5点 CENTRAL – POLITICAL DANCE #1 [DEKMANTEL] [12inch EP]

CENTRAL – POLITICAL DANCE #2 [DEKMANTEL] [12inch EP]


Aeberoなどの名義でも活動し[HELP RECORDING]を主宰するデンマークのNatal Zaksが、アムステルダムの有力レーベル[DEKMANTEL]からCENTRAL名義でシングルを2枚同時リリース。
メランコリックな雰囲気のエレクトロ、ブレイクビーツ、ディープハウス、デトロイトテクノなどのスタイルで表現されたハイクオリティなコズミック・テクノ作品で、2作併せてアルバムのように楽しむことが出来る世界観が構築されています。














8点 AERA – RUNNING HOT EP (Steve Rachmad Remix) [INNERVISIONS] [12inch EP×2]

Goldwill名義でも活動するベルリンのRalf SchmidtによるプロジェクトAERAが、DixonAmeが主宰する[INNERVISIONS]から2枚組シングルをリリース。
繊細な音色や音構成で幻想的なムードを醸し出すディープ・テックハウスのオリジナル4曲と、ミニマル色や壮大なブレイクを加味してよりダイナミックに展開させるSteve Rachmadのリミックスを2曲収録しています。













7.5点 E.R.P. – ANCIENT LIGHT [SOLAR ONE MUSIC] [12inch EP]

1995年頃から活動し、COVEXTION名義でもデトロイトの[MATRIX]レーベルなどからリリースするGerard Hansonによるプロジェクトで、HardfloorともコラボしているE.R.P.名義での3年振りとなるシングル作品です。
今作はオランダの[SOLAR ONE MUSIC]からのリリースで、レーベル主宰のThe Exalticsによるリミックスも収録されていますが、オリジナルの方が断然良く、安定してハイクオリティなデトロイト・エレクトロを聴かせてくれる信頼出来るアーティストです。













7.5点 SVEN WEISEMANN – INTERLACE JITTER [MOJUBA] [12inch EP]

ドイツの[ESSAYS]やオランダの[DELSIN]などからもリリースし、独自のスタイルを作り上げた秀逸なダブ・ハウス作品をリリースするベルリンのSVEN WEISEMANNが、中心レーベルでもあるドイツの[MOJUBA]から久しぶりにシングルをリリース。
アブストラクトな作風と高いクオリティは保ちつつ、今作はダウンビートやディープハウス系の比較的ビートが強調された作品性になっています。




2016年9月5日月曜日

良かった音楽作品 2016年4月購入分(アルバム 1/2)


購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、ダブテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品や日本のガールズ・ダンスポップなどをチェックしています。

量が多くなるので記事を二つに分けます。

良かった音楽作品 2016年4月購入分(アルバム 2/2)





[アルバム]




9.5点 HIROSHI WATANABE – MULTIVERSE [TRANSMAT / U/M/A/A] [2CD]

Derrick Mayが主宰し、自身の作品以外にも多くの有力アーティストの作品をリリースしてきたデトロイトの老舗レーベル[TRANSMAT]から、KaitoQuadra名義などでも数多くの名作をリリースする日本人アーティストHiroshi Watanabeが、DJミックスヴァージョンを含む2枚組アルバムをリリース。
流麗で美しいメロディやロマンティックなサウンドはHIROSHI WATANABEの楽曲の大きな特徴ですが、今作はそこにデトロイトテクノやTRANSMAT(デリック・メイ)のエッセンスが注入されたような作風で、アップリフティングなシンセが繰り返され徐々にビルドアップして盛り上がっていく「Aperture Synthesis」や壮大なコズミックテクノの「The Multiverse」、シンセが乱れ飛び交い緊迫感が漂う「Story Teller」、ジワジワと繰り返される印象的なシンセフレーズが独特のグルーヴを生み出す「Soul Transitions」などは特にその傾向が顕著に感じられます。
また、ドラマチックで流麗な「The Leonids」や「Heriosphere」などのHIROSHI WATANABEらしい楽曲にもデトロイト的な魅力が垣間見え、アルバム全体のコンセプトがハッキリしつつ、アーティストとしての持ち味も存分に発揮されたハイクオリティで充実した内容のデトロイトテクノ作品に仕上がっています。
DJミックスヴァージョンはエフェクトやイコライジングで強弱を付けたりビートレスなど、本編とは違った面が引き出されています。













9点 FP-ONER – 6 [MULE MUSIQ] [CD]

Fred PAnomaryBlack Jazz Consortiumなどの名義でも活動するUSディープハウスの雄Fred Peterkinによる、FP-ONER名義で[MULE MUSIQ]からの2作目となるアルバムです。
躍動感のあるリズムと、美しいメロディや繊細で心地良い音色が見事に一体となったドラマチックな世界観と圧倒的なクオリティ。
それぞれの曲の魅力や完成度が高いうえに、アルバムとしても飽きることがないトータルバランスに優れた構成。
Fred Peterkinの最高傑作だと言ってもいい、素晴らしい作品です。













8点 KYLE HALL – FROM JOY [WILD OATS] [CD]

Omar Sのレーベル[FXHE]から2007年に16歳でデビューしたデトロイトのKYLE HALLのセカンドアルバムで、2010年以前に制作された未発表曲8曲で構成されています。
ざらついた質感のデトロイトハウスを基盤としながら、自身のルーツでもあるジャズスタイルや、ブロークンビーツ、ダブステップなどを取り入れた楽曲群で、多彩かつクオリティの高い音楽性が表現されたKYLE HALLの才能を垣間見ることが出来る作品です。



2016年6月23日木曜日

良かった音楽作品 2016年2月購入分(シングル)


購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、ダブテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品をチェックしています。
作品数や時間の限界もあり他ジャンルはほとんどチェック出来ませんが、日本のガールズ・ダンスポップは自分好みで質の高い作品がけっこう多いので、なるべくチェックするようにしています。




[シングル]




9点 HIROSHI WATANABE – MULTIVERSE EP [TRANSMAT] [12inch EP]

Derrick Mayが主宰し、自身の作品以外にも多くの有力アーティストの作品をリリースしてきたデトロイトの老舗レーベル[TRANSMAT]から、KaitoQuadra名義などでも数多くの名作をリリースする日本人アーティストHiroshi Watanabeがリリース。
本作は4月リリースのアルバムからの4曲入りシングルカットEPです。
壮大なコズミックテクノの「The Multiverse」、ドラマチックで流麗な「The Leonids」、ジワジワと繰り返される印象的なシンセフレーズが独特のグルーヴを生み出す「Soul Transitions」、アップリフティングなシンセが繰り返され徐々にビルドアップして盛り上がっていく「Aperture Synthesis」が収録された、ハイクオリティなデトロイトテクノ作品です。














8.5点 FRED P. – EXPRESSING DARK MATTER EP [REX CLUB MUSIC] [12inch EP]

Black Jazz ConsortiumFP-Onerなどの名義でもリリースするFred PeterkinによるFRED P.名義のシングルが、パリの老舗クラブ「Rex Club」がスタートさせたレーベル[REX CLUB MUSIC]からリリース。
高揚感とギャラクティックな情緒に溢れた、美しく力強いディープハウス作品です。













8.5点 V.A. – BIG AND TALL EP [SOUL PRINT] [12inch EP]

これまでにLIFE RECORDERBRIAN HARDENの作品をリリースするセルビアの新興レーベル[SOUL PRINT]からの5曲入りコンピレーションシングルです。
スイスのAllstarr Motomusic、日本のTominori Hosoya、マルタのOwen Jay & Melchior Sultana[UNDERGROUND QUALITY]などからリリースするスペインのDiego Gamez、セルビアのPetkovskiという5組のアーティストが、いずれも劣らぬ高品質な透明感のある美しいディープハウストラックを披露しており、この作品自体も素晴らしいですが、レーベルとしても今後のリリースへの期待と信頼感の大きさを感じさせてくれる内容のシングルとなっています。













8点 ASIAN PSILOCYBE FOUNDATION – COSMIC DANCE (John DixonOrlando Voorn Remix) [NEW HEROES] [12inch EP]

20151月購入分」で紹介した「Tokyo EP」にも参加していた日本人アーティストASIAN PSILOCYBE FOUNDATIONが、Orlando Voorn主宰の新レーベル[NEW HEROES]1作目としてリリース。
初期のIan O’brienあたりの作品を彷彿させるコズミックなデトロイトテクノのオリジナルが素晴らしく、神秘的な雰囲気を漂わせるOrlando Voorn Remixも好内容です。













7.5点 JAYSON WYNTERS – UNFAMILIAR TERRITORIES EP [PHOENIX G] [12inch EP]

THE ADVENTMR.Gが主宰する[PHOENIX G]から、UKの新鋭JAYSON WYNTERSがリリース。
少なくともアナログリリースはこれが初めてのようですが、ロウでアナログな質感のジワジワとハメていくタイプの上質なディープハウス作品で、今後も楽しみな存在です。













7.5点 NICLAS KANNENGIESSER – ACQUAINTANCE EP [PETRA DIGITAL] [12inch EP]

ドイツの新鋭NICLAS KANNENGIESSERが、イスタンブールを拠点とする[PETRA DIGITAL]からリリース。
幻想的な風景が思い浮かぶクールで広がりのある美しいダブテクノ作品で、細やかな音使いのセンスが光る「Modulation (Original mix)」が好内容です。
UKのデュオSwayzakと、[DOLLY][ECHOCORD]などからもリリースするドイツのXDBによるリミックスを収録していますが、オリジナルの方が断然良いです。













7.5点 ROBIN KAMPSCHOER – IO (Luke Hess Remix) [LES ENFANTS TERRIBLES] [12inch EP]

デトロイトテクノを通過したテクノやダブテクノ作品を2012年頃からリリースしているアムステルダムのROBIN KAMPSCHOERが、JP ENFANTの立ち上げた[LES ENFANTS TERRIBLES]レーベルの2作目としてリリース。
おそらくデトロイトテクノを継承する傾向のレーベルになるのだろうと感じさせる音色や作風で、リミキサーには[FXHE RECORDS][FINALE SESSIONS]などからリリースするデトロイト出身アーティストのLuke Hessが起用され、ハイクオリティなダブ・ミニマルを披露しています。




2015年4月27日月曜日

良かった音楽作品 2015年1月購入分


購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品をチェックしています。
作品数や時間の限界もあり他ジャンルはほとんどチェック出来ませんが、日本のガールズ・ダンスポップは自分好みで質の高い作品がけっこう多いので、なるべくチェックするようにしています。






[シングル]





9点 HIROSHI WATANABE / KUNIYUKI – ACID CITY EP [NITELIST MUSIC] [12inch EP]

DJ EMMA主宰[NITELIST MUSIC]レーベルのアシッド・ハウスコンピレーションCDAcid City 2」からのシングルカット。
静かな立ち上がりからトライバルパーカッションを多用し、ところどころで様相が変化していくKUNIYUKIによるダイナミックなアシッド・ハウスの「Acid Air」、アシッド・ベースにピアノと303の音色が美しく絡み合って壮大に盛り上げていく感動的なHIROSHI WATANABEによる「Infinity Sign」を収録。
両曲ともハイクオリティな名盤です。














8.5点 BRAD PETERSON – VIRTUAL HEAD SPACE [SEVENTH SIGN] [12inch EP]


非常に質の高い作品のリリースを続けているスコットランドのBRAD PETERSONが、多くのデトロイト系アーティストがリリースするグラスゴーの良質レーベル[SEVENTH SIGN]からリリース。
幻想的で美しい音色に心を奪われる素晴らしいディープ・ハウス作品です。













8点 JOHN BELTRAN – LUNATA [SOUL RESEARCH] [12inch EP]

デトロイトテクノ・ハウスの影響が色濃いイタリアの良質レーベル[SOUL RESEACH]から、デトロイトテクノ第2世代として1990年代前半から活動するJOHN BELTRANの限定シングル。
近年はアンビエント色の強い作品リリースが多いですが、今作は初期Carl Craigの作品を彷彿させる哀しく美しいデトロイトテクノを披露しています。
これまで長きに渡って美しいテクノミュージックを奏で続けているJOHNのスタイルや実力、そしてデトロイトテクノの普遍的な魅力を存分に堪能出来る素晴らしい作品です。













7.5点 VINCE WATSON – DEJA VU [OVUM] [12inch EP]

JOSH WINK主宰の名門レーベル[OVUM]250作目としてリリースされたVINCE WATSONのシングルです。
浮遊感のあるエモーショナルなテックハウスの「Deja Vu」、ギャラクティック・テクノの「Illusion」ともにVINCEらしさが発揮された安定した内容で、アシッドシンセを使用した疾走感のあるJosh Winkによるリミックスも好内容です。
  












7.5点 V.A. – TOKYO EP [HYPNOTIC ROOM] [12inch EP]

シドニーの[HYPNOTIC ROOM]から、Tominori HosoyaDeep InquisitiveAsian Psilocybe FoundationTakashi Watanabeという日本の4組のアーティストの楽曲を収録したコンピEP
透き通るような美しく浮遊感のあるディープ・テックハウス集です。











[アルバム]





8.5点 SOULTEK – DREAMING UNDER A STARLITE SKY [ECHOSPACE] [2CD]

ECHOSPACECV313名義としても活動するSTEPHEN HITCHELLのソロプロジェクトSOULTEK2009年にデジタルでリリースしていたアルバムのCD化で、それにシングルやコンピに収録されていた過去音源や未発表トラックを追加収録した2枚組アルバムです。
今作は別名義でのダウンビートやアンビエント、ダブ路線だけにとどまらない、幻想的で美しい叙情性に溢れた上質なデトロイトテクノアルバムに仕上がっており、浮遊感と音色の美しさがとても心地良い作品です。