2014年8月28日木曜日

良かった音楽作品 2014年6月購入分


購入した音楽作品の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。





[シングル]






8点 KUBA SOJKA – MUSIC FROM VHS TAPES EP [ENVLP_IMPRINT] [12inch EP]

これまでにも「ほとんどハズレのないアーティスト」として何度か紹介しているポーランド出身のKUBA SOJKAによるイタリア[ENVLP IMPRINT]レーベルからの新作。
これまで同様、メランコリックで美しいメロディセンスが存分に発揮されたエモーショナルなテクノトラックのオリジナルに加え、レーベルオーナーのRaffaele Attanasioによるピアノアレンジによるアンビエントヴァージョンのリミックスも素晴らしいです。













8点 V.A. – ERVALLAGH EP [APPIAN SOUNDS] [12inch EP]

アイルランドの[APPIAN SOUNDS]レーベルの4曲入りコンピレーションEP。
メンツはデトロイトの[AESTHETIC]レーベルなどから好作をリリースするフランスのLIFE RECORDER、[ECHOVOLT]や[NOUS]レーベルなどからリリースするギリシャのMILTIADES、モスクワのNATAN Hという3アーティストで、いずれもデトロイトやシカゴの影響を強く感じさせる質の高いディープ・ハウストラックです。












7.5点 ANTIGONE – THE DAY THE SKY FELL IN EP [INDIGO AERA] [12inch EP]

毎回限定プレスで質の高い作品をリリースしているアムステルダムの[INDIGO AERA]レーベルからパリのANTIGONEがリリース。
アグレッシブなミニマルトラックのイメージがあるアーティストですが、疾走感のあるストイックなミニマルトラックにデトロイト系の感傷的なウワモノが見事に融合した「Words of Silences」が絶品の内容です。












7.5点 STEVEN TANG – LEAVING THE PHYSICAL WORLD [SMALLVILLE] [12inch EP]

ハンブルグの[SMALLVILLE]レーベルから好内容のアルバム『DISCONNECT TO CONNECT』をリリースしたシカゴ在住STEVEN TANGの、同レーベルからの新作。
ドラマチックで荘厳なシンセの音色は健在ですが、今作はパーカッシブなリズムが特徴的な内容になっています。






2014年8月6日水曜日

良かった音楽作品 2014年5月購入分



購入した音楽作品の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。






[アルバム]





9点 TERRENCE PARKER – LIFE ON THE BACK 9 [PLANET E] [3LP]

デトロイトハウスのベテランTERRENCE PARKERがCarl Craig主宰の[PLANET E]からリリースした4作目のアルバムです。
ソウルフルでエモーショナルな王道デトロイトハウスですが、シングル化された「FINALLY」や「SAVED FOREVER」だけでなく、1つ1つの曲のクオリティが非常に高く、隙のない優れた完成度を誇るアルバムになっています。














7.5点 BENGOA – WHAT YOU GIVE [BLIND STITCH] [3LP]

ギリシャのBENGOAの、自身のレーベルからのファーストアルバム。
比較的オーソドックスなディープハウスですが、まとまりがあり完成度が高いです。















[シングル]





8点 DEAN DECOSTA – HEIMFALLEN EP [STYLAX] [12inch EP]

[MOSAIC]、[BACK GROUND]、[LO-FI STEREO]レーベルからリリースしていたアメリカのDEAN DECOSTAの1999年から2002年の作品をまとめたコンピレーションEP。
上質なダブ・ミニマル、ディープミニマル、IDMトラックを4曲収録した好作品です。











8点 ORLANDO VOORN / VICTOR SANTANA – LIVERNOISE AVENUE [CHAVAL] [12inch EP]

スペインの[CHAVAL]レーベルの中心アーティストVICTOR SANTANAと、オランダのベテランORLANDO VOORNによるスプリットシングル。
それぞれの曲が2曲ずつ収録されていますが、古き良きデトロイトテクノの趣のあるドラマチックで疾走感のある「For the Love」(VICTOR SANTANA Remix)が素晴らしい仕上がりです。
















8点 TERRENCE PARKER / SIMON HINTER – SHIFT 004 [MIDNIGHT SHIFT] [12inch EP]

シンガポールの[MIDNIGHT SHIFT]レーベルから、デトロイトハウスの重鎮TERRENCE PARKERと、[PHIL]レーベルから好内容のリリースを続けるドイツの新進気鋭プロデューサーSIMON HINTERによるカップリングシングル。
SIMON HINTERらしい繊細で奥行のあるディープハウスやダブ・テックトラックも良いのですが、TERRENCE PARKERによる「It Hurts」が、エモーショナルで高揚感のある絶品のデトロイトハウストラックに仕上がっており、圧倒的な完成度を誇っています。














7.5点 HOAX BELIEVERS – GENESIS EP [FANZINE] [12inch EP]

Orlando VoornやSantiago Salazarなどの作品をリリースするスペインの新興レーベル[FANZINE]から、レーベル主宰デュオのHOAX BELIEVERSの作品。
これまでのレーベル作品同様、デトロイトテクノの影響を強く感じさせる内容で、全4曲聴き応えがあります。
このレーベルは今後も期待したいです。














7.5点 INTROSPECTIVE / ROBERTO BOSCO – WHEN THE RAIN COMES DOWN [BALANCE MUSIC] [12inch EP]

シカゴのChez Damierが主宰する[BALANCE MUSIC]から、イタリアのROBERTO BOSCOによるINTROSPECTIVE名義とROBERTO BOSCO名義の作品を収録。
INTROSPECTIVE名義はJenifa Mayanjaをボーカルに起用したアシッドテイストのディープ・シカゴハウス、ROBERTO BOSCO名義ではアンビエント色の強いディープハウスです。













7.5点 PEV & KOWTON – ASUSU (Surgeon / Nick Hoppner Remix) [LIVITY SOUND] [12inch EP]

ブリストルのPEV、KOWTON、ASUSUが、主にベース・ミュージックを通過したテクノトラック作品をリリースしている[LIVITY SOUND]レーベルの作品を、UKミニマルの大御所Surgeonと、[OSTGUT]レーベルでお馴染みのドイツのNick Hoppnerがリミックス。
幽玄な雰囲気を漂わせるミニマルテクノのSurgeonリミックスと、エモーショナルなブレイクビーツ・テクノのNick Hoppnerリミックス、どちらも好内容です。