購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品をチェックしています。
作品数や時間の限界もあり他ジャンルはほとんどチェック出来ませんが、日本のガールズ・ダンスポップは自分好みで質の高い作品がけっこう多いので、なるべくチェックするようにしています。
[シングル]
[シングル]
10点 VINCE
WATSON – EMINESCENCE [YORUBA] [12inch EP]
デトロイトテクノフォロワーとして90年代から様々なレーベルで良作をリリースし続けながら独自の音楽スタイルを確立させたグラスゴーのVINCE WATSONが、OSUNLADE主宰[YORUBA]レーベルからリリース。
流麗なピアノとアコギの音色が上質な世界観を生み出しているアフロ・ハウステイストな「Eminescence」、ラテンテイストなリズムに壮大で美しいストリングスや鍵盤の音色が聴く者のイメージを増幅させる「Calypso」、ムーディーで優雅なジャズ・ハウス「Under the Skin」、ビートレスで美しいアンビエント・トラック「A
Moment with Lonnie」、全4曲テイストが異なりながらも独自のスタイルは完璧に維持されている素晴らしい内容。
テクノ界屈指のメロディメイカーぶりと圧倒的な音楽的センスが存分に発揮された名盤です。
8点 KIKO
NAVARRO – NEW LIFE EP [LOCAL TALK] [12inch EP]
ジャズ、ファンク感の強い上質なハウストラック2曲に加え、シカゴの重鎮GLENN
UNDERGROUNDによるスペーシーなフュージョン・ハウスRemixが収録されています。
8点 RAFFAELE
ATTANASIO – ROADS LP [ENVLP_LMPRINT] [12inch EP]
デトロイトテクノスタイルを継承するイタリアのRAFFAELE ATTANASIOによる自身のレーベルからの新作です。
以前はミニマル路線のイメージが強い作風でしたが、今作は壮大なピアノリフを使用したLOS HERMANOSなどを彷彿させるようなファンキーでアップリフティングなB1の「City of the Tigers」が強烈な印象を残します。
7.5点 THE
NUCLEAR FAMILY – COME DINE WITH US [THE NUCLEAR FAMILY] [12inch EP]
UKグラスゴーのレーベル[THE
NUCLEAR FAMILY]の2作目。
オールドスクールなディープ・エレクトロや、シカゴ・ハウスやファンク感のあるディープ・ハウス路線の1作目も良かったのですが、今作も同様の路線で好内容です。
このレーベルは今後も期待したいです。
[アルバム]
8点 JOHN
TEJADA – SIGNS UNDER TEST [KOMPAKT] [CD]
ロサンゼルスをベースに活躍するベテランテクノアーティストJOHN TEJADAの、ドイツの名門[KOMPAKT]レーベルからは3枚目となるアルバムです。
多様なリズムパターンに、軽やかで温かみのある音色と無機質でシャープな側面が調和し、何度も繰り返し聴きたくなるような深みのある完成度の高い作品です。
彼のアルバムでは2002年の「Daydreams in Cold Weather」が凄く好きで今でも聴くのですが、長きに渡って安定したクオリティの作品を提供してくれる信頼出来るアーティストです。
8点 V.A.
- ACID CITY 2 [NITELIST MUSIC] [CD]
DJ
EMMA監修による、日本発のアシッド・ハウスコンピレーション「ACID CITY」の第二弾。
Hiroshi Watanabe、Kuniyuki、Gonno、Ken
Ishii、Disq Clash、Q’Hey、Ogawa
& Unic、MalawiRocks、DJ Nori、Nude、Chidaという日本を代表するアーティストらによるバラエティ豊かな11曲が収録されています。
以前EPの方も紹介したHiroshi WatanabeとKuniyukiの曲が特に好きです。