購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、ダブテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品や日本のガールズ・ダンスポップなどをチェックしています。
[シングル]
[シングル]
9.5点 VICTOR
SANTANA – KI (Hiroshi Watanabe Remix) [CHAVAL] [12inch EP]
自身が主宰する[CHAVAL]レーベルからOrlando Voorn、Los
Hermanos、Ken Ishii、Eddie Fowlkes、Mark
Flash、Terrence Dixonなどデトロイトテクノ系アーティストとのコラボシングルやリミックスを収録した作品を中心にリリースするスペインのVICTOR SANTANAの新作で、今作は日本人アーティストHiroshi
Watanabeのリミックスを2曲収録した全5曲入りです。
デトロイトテクノを継承するスタイルを軸としたエモーショナルで疾走感のある力強いテクノトラックのオリジナル3曲も高品質ですが、靄がかかったような幻想的な雰囲気を漂わせながら徐々に盛り上がっていく感動的なテクノトラックに仕上がっている「Different Gates (Hiroshi
Watanabe Remix)」が特に素晴らしく、隙のない充実した内容のシングルに仕上がっています。
8.5点 CENTRAL – POLITICAL DANCE #1 [DEKMANTEL] [12inch EP]
CENTRAL – POLITICAL DANCE #2 [DEKMANTEL] [12inch EP]
Aeberoなどの名義でも活動し[HELP RECORDING]を主宰するデンマークのNatal Zaksが、アムステルダムの有力レーベル[DEKMANTEL]からCENTRAL名義でシングルを2枚同時リリース。
メランコリックな雰囲気のエレクトロ、ブレイクビーツ、ディープハウス、デトロイトテクノなどのスタイルで表現されたハイクオリティなコズミック・テクノ作品で、2作併せてアルバムのように楽しむことが出来る世界観が構築されています。
8点 AERA – RUNNING HOT EP (Steve
Rachmad Remix) [INNERVISIONS] [12inch EP×2]
Goldwill名義でも活動するベルリンのRalf
SchmidtによるプロジェクトAERAが、DixonとAmeが主宰する[INNERVISIONS]から2枚組シングルをリリース。
繊細な音色や音構成で幻想的なムードを醸し出すディープ・テックハウスのオリジナル4曲と、ミニマル色や壮大なブレイクを加味してよりダイナミックに展開させるSteve Rachmadのリミックスを2曲収録しています。
7.5点 E.R.P. – ANCIENT LIGHT [SOLAR
ONE MUSIC] [12inch EP]
1995年頃から活動し、COVEXTION名義でもデトロイトの[MATRIX]レーベルなどからリリースするGerard
Hansonによるプロジェクトで、HardfloorともコラボしているE.R.P.名義での3年振りとなるシングル作品です。
今作はオランダの[SOLAR ONE MUSIC]からのリリースで、レーベル主宰のThe
Exalticsによるリミックスも収録されていますが、オリジナルの方が断然良く、安定してハイクオリティなデトロイト・エレクトロを聴かせてくれる信頼出来るアーティストです。
7.5点 SVEN WEISEMANN – INTERLACE
JITTER [MOJUBA] [12inch EP]
ドイツの[ESSAYS]やオランダの[DELSIN]などからもリリースし、独自のスタイルを作り上げた秀逸なダブ・ハウス作品をリリースするベルリンのSVEN WEISEMANNが、中心レーベルでもあるドイツの[MOJUBA]から久しぶりにシングルをリリース。
アブストラクトな作風と高いクオリティは保ちつつ、今作はダウンビートやディープハウス系の比較的ビートが強調された作品性になっています。