良かった音楽作品 2013年2月 購入分

購入した音楽作品の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。

[ アルバム ]

9.5点　JUAN ATKINS – 20 YEARS 1985-2005 [TRESOR] [2CD]

デトロイト・テクノの創始者JUAN ATKINSによる20年間の名曲をまとめたベスト盤の再発。

クラフトワークのエレクトロを進化させ、叙情性と力強さを加えたのがホアン・アトキンスの曲のイメージだが、このベスト盤は本当に隙がなくアルバムとしての完成度が相当高い。

デリック・メイの『INNOVATOR』とともに、テクノミュージックの神髄を堪能できる作品だ。

8点　電気グルーヴ - 人間と動物 [KRE] [CD]

電気グルーヴ3年半振りの新作。全編歌モノ。

『J-POP』で復帰以降、妙におとなしくなってパワーダウンした感があるが、その近年の作品の中では出色の好内容。

１曲ごとの完成度が高く、１枚のアルバムとしてのトータルバランスも素晴らしいが、47分という時間にはやはりボリューム不足を感じてしまう。

個人的には、シングルのカップリングに入っていてかなり好きだった「SHAME」も収録してほしかった。

超傑作と言える『VITAMIN』や『VOXXX』には及ばないが、繰り返し聴きたいと思えるし、現時点で電気グルーヴに求めている期待には十分に応えてくれたアルバムだ。

初回特典のライヴDVDの内容も加味すると、満足度は8.5点。

7.5点　BLACK JAZZ CONSORTIUM – STRUCTURE [P-VINE] [CD]

デトロイトハウスを継承し、発展させているアーテストの１人、FRED P.による、BLACK JAZZ CONSORTIUM 名義の2009年リリースのアルバムの再発。

繊細でアンビエント要素も強い、陶酔感のある良質なディープハウス。

[ シングル ]

7.5点　SHAWN RUDIMAN – UPLINK [A.R.T] [12inch EP]

リリースされる作品は大体購入している大好きなSHAWN RUDIMANが、これまた大好きな[A.R.T]レーベルからリリース。
今作は本人のトラックが１曲で、他にFrank MullerとJohn Selwayによるリミックスを収録しているが、それぞれがレーベルカラーに沿った質の高いネオデトロイトサウンドを披露している。

 

7.5点　DENIRO – GREY EP [TAPE] [12inch EP]

[RUSH HOUR]配給のアムステルダムの新レーベル第一弾、疾走感のあるデトロイティッシュテクノやエモーショナルなエレクトロトラックを収録。

7.5点　THE PHANTOM – EP 3 [SILVERBACK] [12inch EP]



ベルギーのレーベル[SILVERBACK]からポーランド出身のTHE PHANTOMによる作品。

カール・クレイグを彷彿させる重厚でエモーショナルなトラックにベースミュージックのテイストを加味した「La Defense」という曲が秀逸。