購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品をチェックしています。
作品数や時間の限界もあり他ジャンルはほとんどチェック出来ませんが、日本のガールズ・ダンスポップは自分好みで質の高い作品がけっこう多いので、なるべくチェックするようにしています。
[シングル]
[シングル]
9点 HIROSHI WATANABE / KUNIYUKI
– ACID CITY EP [NITELIST MUSIC] [12inch EP]
DJ
EMMA主宰[NITELIST
MUSIC]レーベルのアシッド・ハウスコンピレーションCD「Acid City 2」からのシングルカット。
静かな立ち上がりからトライバルパーカッションを多用し、ところどころで様相が変化していくKUNIYUKIによるダイナミックなアシッド・ハウスの「Acid
Air」、アシッド・ベースにピアノと303の音色が美しく絡み合って壮大に盛り上げていく感動的なHIROSHI WATANABEによる「Infinity
Sign」を収録。
両曲ともハイクオリティな名盤です。
8.5点 BRAD PETERSON – VIRTUAL
HEAD SPACE [SEVENTH SIGN] [12inch EP]
非常に質の高い作品のリリースを続けているスコットランドのBRAD PETERSONが、多くのデトロイト系アーティストがリリースするグラスゴーの良質レーベル[SEVENTH SIGN]からリリース。
幻想的で美しい音色に心を奪われる素晴らしいディープ・ハウス作品です。
8点 JOHN BELTRAN – LUNATA [SOUL
RESEARCH] [12inch EP]
デトロイトテクノ・ハウスの影響が色濃いイタリアの良質レーベル[SOUL RESEACH]から、デトロイトテクノ第2世代として1990年代前半から活動するJOHN
BELTRANの限定シングル。
近年はアンビエント色の強い作品リリースが多いですが、今作は初期Carl Craigの作品を彷彿させる哀しく美しいデトロイトテクノを披露しています。
これまで長きに渡って美しいテクノミュージックを奏で続けているJOHNのスタイルや実力、そしてデトロイトテクノの普遍的な魅力を存分に堪能出来る素晴らしい作品です。
7.5点 VINCE WATSON – DEJA VU
[OVUM] [12inch EP]
JOSH
WINK主宰の名門レーベル[OVUM]の250作目としてリリースされたVINCE
WATSONのシングルです。
浮遊感のあるエモーショナルなテックハウスの「Deja Vu」、ギャラクティック・テクノの「Illusion」ともにVINCEらしさが発揮された安定した内容で、アシッドシンセを使用した疾走感のあるJosh Winkによるリミックスも好内容です。
7.5点 V.A. – TOKYO EP [HYPNOTIC
ROOM] [12inch EP]
シドニーの[HYPNOTIC ROOM]から、Tominori
Hosoya、Deep Inquisitive、Asian Psilocybe Foundation、Takashi
Watanabeという日本の4組のアーティストの楽曲を収録したコンピEP。
透き通るような美しく浮遊感のあるディープ・テックハウス集です。
[アルバム]
8.5点 SOULTEK – DREAMING UNDER A
STARLITE SKY [ECHOSPACE] [2CD]
ECHOSPACEやCV313名義としても活動するSTEPHEN
HITCHELLのソロプロジェクトSOULTEKが2009年にデジタルでリリースしていたアルバムのCD化で、それにシングルやコンピに収録されていた過去音源や未発表トラックを追加収録した2枚組アルバムです。
今作は別名義でのダウンビートやアンビエント、ダブ路線だけにとどまらない、幻想的で美しい叙情性に溢れた上質なデトロイトテクノアルバムに仕上がっており、浮遊感と音色の美しさがとても心地良い作品です。