2018年3月5日月曜日

良かった音楽作品 2017年8月購入分(アルバム Part 2)


購入した音楽作品の中から、独自の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
主にデトロイトテクノ、ダブテクノ、テクノ、テックハウス、ディープハウスなどのクラブミュージック作品をチェックしています。



[アルバム]


9.5点 FP-ONER – 7 [MULE MUSIQ] [CD]

Fred P.AnomalyBlack Jazz Consortiumなど多くの名義で活動するUSディープハウスの雄Fred Peterkinによる、FP-ONER名義での[MULE MUSIQ]からの3部作シリーズの3作目です。
美しいメロディや繊細で心地良い音色が一体となったこれまで同様深みのあるコンセプチュアルでドラマチックな世界観の見事な構築は健在で、今作はこれまでよりもテクノ的なダイナミズムが強まった内容になっており、表現の幅を広げつつ独自の音楽性がさらに追求されたハイクオリティな作品に仕上がっています。
前作『6』を「Fred Peterkinの最高傑作と言ってもいい」と書きましたが、今作はそれぞれの楽曲のクオリティ、アルバムとしてのトータルバランスの完成度とも前作以上に満足度が高い素晴らしい内容で、Fred Peterkinが作り上げてきた音楽の一つの到達点と言っても過言ではないアルバムだと思います。













7.5点 PAUL ST. HILAIRE & RHAUDER – DERDEOC [SUSHITECH] [CD]

[ORNAMENTS][POLYMORPH]などからリリースするベルリンのRHAUDERと、Tikiman名義でRhythm & Soundの作品に参加していたことで知られるドミニカ共和国出身PAUL ST. HILAIREによるコラボレーションアルバムがベルリンの[SUSHITECH]からリリース。
これまでもシングル作品でコラボレーションしていた両者の集大成とも言える内容で、ダブテクノというジャンルの真髄的な魅力が表現された作品です。












[MIXCD]


8.5点 STEFFI – FABRIC 94 [FABRIC] [CD]

ベルリンの[OSTGUT TON]を中心にリリースし、[DOLLY]レーベルを主宰するオランダ出身のSTEFFIが、[FABRIC]MIXCDシリーズからリリース。
この作品のために用意されたという15曲のエクスクルーシヴトラックを使って、自身や自身主宰の[DOLLY]の音楽性が表現されており、古き良きデトロイトテクノや初期インテリジェンステクノの魅力にモダンテイストが加味され、叙情的な統一感とグルーヴが見事に構築された、上質なテクノ、エレクトロ作品です。



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