購入した音楽作品の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
[アルバム]
8.5点 ANTHONY
NICHOLSON – FOUR [DEEPART SOUNDS] [3LP]
ブラックミュージックをバックグラウンドに持つディープハウス作品をリリースするスイスの[DEEPART SOUNDS]レーベルから、シカゴのベテランANTHONY
NICHOLSONがリリースした新アルバム。
ジャズ、フュージョン、ガラージ、ディスコの要素を取り入れた珠玉のディープハウスで、とにかくクオリティが高いです。
8.5点 YAGYA
– SLEEPYGIRLS [DELSIN] [3LP]
アイスランドのYAGYAの5作目のアルバムがオランダの名門[DELSIN]レーベルからリリース。
インスト曲と女性日本語ボーカル曲を織り交ぜ、美しい情景が思い浮かんでくるような幻想的で艶やかな、色気のある上級のアンビエント・ダブ・ミニマル作品になっています。
全編ボーカルをフィーチャーしていた前作『THE INESCAPABLE DECAY OF MY BEART』も素晴らしかったし、凄くお気に入りのアーティストになりました。
8点 YAGYA
– WILL I DREAM DURING THE PROCESS (DEEPCHORD REDESIGNS) [SUBWAX] [CD]
アイスランド出身のYAGYAが2006年にリリースしたセカンドアルバムを、ダブ・ミニマルの雄DEEPCHORDが再構築したアルバム。
オリジナルは上モノメインのアンビエント作品ですが、こちらはアンビエント色は残しつつも、DEEPCHORDらしいグルーヴィなリズムも重視したダビー・ミニマルが織り交ぜられており、トリップ感の強い非常にエレガントな世界観を構築した作品になっています。
8点 MARTYN
– THE AIR BETWEEN WORDS [NINJA TUNE] [CD]
ベース・ミュージックのテクノ、ハウス的なアプローチを展開する[3024]レーベル主宰、オランダのMARTYNのサードアルバム。
ベース・ミュージックを土台とし、ロウハウス、ガラージハウス、シカゴハウス、デトロイトテクノ、ミニマルなどの要素を融合させた多様なトラックが並び、オールドスクールな雰囲気を漂わせつつも先鋭的なアルバム作品となっている印象です。
Four
Tetとの共作である「Glassbeadgames」などはURの「Jupiter
Jazz」のオマージュのようにも感じられ、アルバムの特典で付いていたMIXCDではこの曲をURの「Aztran」とMIXしているように、デトロイトテクノの新たな解釈という側面も垣間見えます。
7.5点 JULIUS
STEINHOFF – FLOCKING BEHAVIOUR [SMALLVILLE] [2LP]
ハンブルグの[SMALLVILLE]レーベルをLAWRENCEらとともに主宰するJULIUS
STEINHOFFによる初のフルアルバム。
暖かみのある浮遊感と繊細で美しい音色が特徴的なこのレーベルらしいディープハウス作品で、アルバム全編を通して心地良さが充満しています。
7.5点 V.A. –
FAR & BEYOND [DEEP EXPLORER] [2LP]
兄弟であるDUBBYMANとABOVE SMOKEが主宰するスペインの[DEEP
EXPLORER]レーベルの10周年を記念した2枚組コンピレーション。
FRED
P & JORDAN、REGGIE DOKES、LAPIEN、XDB、EMIE
SATORE、2DEEPSOUL、OWEN JAY & MEICHIOR
SULTANA、PETR SERKINによるハイクオリティなディープハウスが8曲収録された好内容のコンピアルバムです。
[シングル]
8点 チームしゃちほこ – いいくらしEP [UNKNOWN] [12inch EP]
オリジナルに加えGONNOとDr.Tettoのリミックスを収録したアナログ盤で、正規版もリリースされていますが先にリリースされたブート盤の方を購入。
オリジナルはネタ感満載のアシッドハウスで、TB303の音色とサビのキャッチーなメロディが良い具合で噛み合った楽曲になっています。
95年頃のハードフロアを彷彿させるアグレッシヴなアシッドテクノに仕上げられたDr.Tettoのリミックスも好内容です。
8点 LEIGH DICKSON – KNOE 3/2 [FOR THOSE THAT KNOE] [12inch EP]
過去作品や未発表音源をコンパイルするUKの[FOR THOSE THAT KNOE]から、ロンドンのLEIGH DICKSONのシリーズ作品のパート2。
現時点では3/2までしかリリースされていませんが、パート3までリリースされるということでしょう。
古き良きデトロイトテクノや90年代のヨーロッパのピュアテクノなどの魅力を継承した、繊細で美しく深みのある作品です。
このレーベルは高品質ですね。
7.5点 LEIGH DICKSON – KNOE 3/1 [KNOE] [12inch EP]
UKの新レーベル[KNOE]の3作目で、ロンドンのLEIGH DICKSONの作品のパート1。
パート2の方が好きですが、こちらも好内容です。
7.5点 TIMELINE – CONSCIENCE DREAM [UR] [12inch EP]
デトロイトのUNDERGROUND RESISTANCE(UR)のマッド・マイクを中心としたライブ・ユニットTIMELINEの久々の新曲。
ジャズやソウルのテイストが濃いハイテック・ファンクトラックです。
7.5点 PAWAS – LIMITED VOLUME 2 [BLACK KEY] [12inch EP]
ドイツのPAWAS GUTPAことPAWASが、UKの[BLACK KEY]の限定シリーズからリリースしたシングル。
4曲入りですが、ピアニストをフィーチャーしたジャジーなディープ・テックハウストラックの「Mello」という曲が凄く良いです。
7.5点 V.A. – THE UNUSUAL SUSPECTS [AESTHETIC AUDIO] [12inch EP]
良質な作品のリリースを続ける、デトロイトのKEITH WORTHY主宰の[AESTHETIC AUDIO]レーベルからのコンピレーションシングル。
KEITH WORTHYの他に日本のMIRUGA、スペインのJOSE RICO、TERRENCE DIXONともコラボする新鋭のMICHAEL ZUCKERが参加したディープ・ピュア・テクノ作品です。
[MIXCD]
7.5点 NIC
FANCIULLI – IN THE HOUSE [DEFECTED] [2CD]
[SAVED]レーベルを主宰し、JORIS
VOORNの[REJECTED]レーベルなどからもリリースするUKのNIC
FANCIULLIが[DEFECTED]のMIXCDシリーズからリリース。
エモーショナルでグルーヴィなテックハウス中心の内容です。
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