購入した音楽作品の満足度10点満点中7.5点以上の作品を紹介します。
[アルバム]
9点 INTRUSION – THE SEDUCTION
OF SILENCE [ECHOSPACE] [2CD]
デトロイトのダブ・ミニマルユニットECHOSPACEのメンバーStehen
HitchellによるINTRUSION名義の2008年にリリースされたアルバムのリマスター盤で、オリジナルの10曲に加え、未発表曲とライブ音源を9曲追加収録した2枚組アルバム。
Basic
Channel~Rhythm & Soundの系譜の深みのあるダブ・ミニマル作品としてはトップクラスと言ってもいい、充実した内容とクオリティのアルバムだと思います。
8.5点 MATOM – LOVE MISTAKES
[PLANET E] [2LP]
Carl
Craig主宰デトロイトの老舗[PLANET E]レーベルからリリースされた、Radio
SlaveとCagedbabyによるユニットMATOMのファーストアルバム。
生楽器を多用したディープ・ジャズ・テクノという趣のある作品で、緻密に作りこまれたリズムと実験的で研ぎ澄まされた音響が独特のグルーヴを生み出していて、深い音世界に迷い込みトリップするような感覚を味わえる素晴らしい内容です。
8点 V.A. – ADVENTURES IN TECHNO
SOUL 3 [FEROX RECORDS] [2LP]
UKテックハウスの老舗Russ
Gabrielの[FEROX RECORDS]レーベルからのコンピレーションアルバム。
Darren
Harris、Move Dなど8組のアーティストの曲が収録されており、特にFred
P.による「Perspective」という曲が素晴らしいです。
7.5点 SACHA DIVE & LUKE HESS –
INTO THE ABYSS [MINIMOOD] [2LP]
質の高いディープ・テックハウスをリリースするドイツのSACHA DIVEと、ハイレベルなダブ・ミニマルをリリースするデトロイト出身のLUKE HESSによるコラボ作品。
普段のLUKE HESSのトラックに近いテイストのコラボ作が1曲と、それ以外はデトロイト[ECHOSPACE]のユニットCV313によるリミックスが3曲という構成(計40分程度)で、アルバムというよりは2枚組シングルという形態なのかもしれません。
作品全体からSACHA DIVEのテイストはほとんど感じられず、LUKE
HESSとCV313によるデトロイト・ダブ・ミニマル作品という印象で、それぞれのトラックはクオリティが高いです。
[シングル]
8.5点 VICTOR
SANTANA – HEAD WAY (Eddie Folkes & Mark Flash Remix) [CHAVAL] [12inch EP]
これまでもLos Hermanos、Orlando
Voorn、Terrnce Dixonなどのデトロイトテクノアーティストとのコラボやリミックス作品をリリースしてきたスペインの[CHAVAL]レーベル新作で、今作はEddie
Folkes と Mark Flashをリミックスに起用。
Victor
SantanaによるオリジナルもUR系デトロイトテクノで良いですが、アシッドベースを使い、[RED PLANET]の「Firekeeper」あたりを彷彿させる壮大なストリングスで盛り上げるEddie Folkesのリミックス、「Jaguar」を彷彿させるエモーショナルシンセを使ったMark
Flashらしいリミックスがともに素晴らしいです。
この作品で10作目ですが、[CHAVAL]レーベルの存在価値はどんどん高まっていますね。
8点 KRESY
/ CLIP! – SPLIT 001 [DISCOMATHS] [12inch
EP]
KRESYとCLIP!によるバルセロナの新レーベル[DISCOMATHS]の1作目となるスプリットシングル。
オールドスクールなシカゴハウステイストを感じさせるCLIP!の2曲と、アシッドベースの効いたエモーショナル・テックハウスのKRESYの2曲が収録されており、、KRESYの2曲が断然良いです。