2020年11月9日月曜日

良かった音楽作品 2019年ベスト(レーベル)


毎週紹介している良かった音楽作品の中から「2018年12月~2019年11月購入作品」を対象に、4作品以上を紹介した[DELSIN]、[SLOW LIFE]をベストレーベルとし、作品をまとめて紹介します。





[SLOW LIFE]




9点 ASYNCRONOUS – THE ART OF FIGHTING IN A DREAM [SLOW LIFE] [12inch EP]

「2017年ベスト(レーベル)」「2018年ベスト(レーベル)」にも挙げ、一貫して良作をリリースし続けているベルリンの極上レーベル[SLOW LIFE]から、ウクライナの2人組ユニットASYNCRONOUSのデビューシングルがリリース。
アーティスティックで深みのある幻想的な世界観が構築された非常にハイクオリティなIDM、アンビエントテクノ、ダウンテンポ、ブレイクビーツ作品で、レーベルの音楽性としてもこれまでとは異なる新たなスタイルが提示され、アーティストとしても今後の作品に期待せずにはいられない素晴らしい内容です。












8.5点 PRIMARY PERCEPTION – RETROFITTED FUTURE Vol.3 [SLOW LIFE] [12inch EP]

「2017年5月購入分」で紹介したファーストアルバムを9点、「2017年11月購入分」で紹介したシングルを9点と高評価し、前作シングルも紹介したカナリア諸島出身のユニットPRIMARY PERCEPTIONが、これまで紹介した作品同様ベルリンの[SLOW LIFE]レーベルからリリース。
スペーシーでファンキーなブレイクス、テックジャズ、テックファンク、アンビエントなどのスタイルで独自のフューチャリスティックな世界観を表現する音楽性を確立させたと言える素晴らしい内容です。












8.5点 S.MOREIRA – IT ALL COMES BACK TO PATTERNS [SLOW LIFE] [2LP]

「2017年ベスト(レーベル)」「2018年ベスト(レーベル)」に挙げ、時代を問わないテクノ、ハウスの魅力を追求するスタンスで良作を連発しているベルリンの[SLOW LIFE]レーベルの主要アーティストであるスペイン出身S.MOREIRAによるファーストアルバムです。
ジャズ、ブレイクビーツ、ダウンテンポ、ブレイクスなどのスタイルによって表現された先鋭的でアーティステックなアルバムに仕上がっており、S.MOREIRAの音楽性やレーベルの方向性を堪能出来る素晴らしい内容です。












8.5点 HUERTA – LOUNGE LIZARD EP [SLOW LIFE] [12inch EP]

時代を問わないテクノ、ハウスの魅力を追求するスタンスで良作を連発し、「2017年ベスト(レーベル)」「2018年ベスト(レーベル)」にも挙げたベルリンの[SLOW LIFE]レーベルから、[AMADEUS][LET’S PLAY HOUSE]などからリリースするロサンゼルス出身のSteve HuertaによるHUERTA名義でのシングルがリリース。
レーベルカラーに合わせたUKガラージ、ジャズ、ブロークン・ビーツ、ミニマル・ファンクなどのスタイルで、これまでのディープハウスやテックハウス路線とは異なる新たな魅力が発揮された素晴らしい作品に仕上がっており、今後のアーティストとしての進化にも期待せずにはいられません。












8点 PAOLO MOSCA – LA TEORIA DELLE STRINGHE Vol.1 [SLOW LIFE] [12inch EP]

「2017年ベスト(レーベル)」「2018年ベスト(レーベル)」にも挙げ、時代を問わないテクノ、ハウスの魅力を追求するスタンスで良作を連発しているベルリンの[SLOW LIFE]レーベルから、ユニットMicro.Solchiとして活動するイタリアのPAOLO MOSCAのソロとしては初となるシングルがリリース。
デトロイトテクノの影響が色濃いスペーシーなテクノ、エレクトロ、ブレイクス作品です。












8点 PRIMARY PERCEPTION – RETROFITTED FUTURE Vol.2 EP [SLOW LIFE] [12inch EP]

「2017年5月購入分」で紹介したファーストアルバムと「2017年11月購入分」で紹介したシングル「Retrofitted Future Vol.1 EP」をどちらも9点と高評価し、それぞれ「2017年ベスト(アルバム)」「2017年ベスト(シングル)」に挙げたカナリア諸島出身のユニットPRIMARY PERCEPTIONが、これまで紹介した作品同様ベルリンの[SLOW LIFE]レーベルからリリース。
レトロフューチャーな世界観が構築されたネオ・エレクトロ、ダウンビート作品で、自身のスタイルが確立された上質な内容です。











[DELSIN]




8点 CONFORCE – DAWN CHORUS [DELSIN] [2LP]


「2017年11月購入分」で紹介したアルバム『AUTONOMOUS』を8.5点、「2018年5月購入分」で紹介した[BRIGHT SOUNDS]からのシングルを8.5点と高評価し、他にVESALIFE名義も含め5作を紹介してきたオランダのBoris Bunnikの主要プロジェクトCONFORCEが、2年振り6作目となるアルバムをこれまで同様オランダの[DELSIN]からリリース。

ダブテクノ、ダウンビート、アンビエントなどの要素を取り込みながら確立した、幻想的な世界観のアブストラクなディープテクノ路線は健在で、前アルバムに引き続きオリジナリティとクオリティの高さを兼ね備えた上質な内容です。













8点 LOST TRAX – SURFACE TREATED [DELSIN] [12inch EP]

詳細不明のユニットLOST TRAXの過去作品をオランダの[DELSIN]がコンパイルしてリリースするシングル作品の3作目で、今作は未発表トラック4曲を収録。
デトロイトテクノ影響下の幻想的で深みがある上質なピュアテクノ、エレクトロ作品です。












8点 CONFORCE – HAEDRON EP [DELSIN] [12inch EP]

「2017年11月購入分」で紹介した[DELSIN]からのアルバムを8.5点、「2018年5月購入分」で紹介した[BRIGHT SOUNDS]からのシングルを8.5点と高評価し、他にVERSALIFE名義も含め4作を紹介してきたオランダのBoris Bunnikの主要プロジェクトCONFORCEが、[DELSIN]から8作目となるシングルリリース。
ダブテクノ、ダウンビート、アンビエントなどの要素を取り込みながら確立した自身のスタイルを完全に定着させたと言える、幻想的でアブストラクトな上質のディープテクノ作品です。












7.5点 MIKE GOLDING – THE BEGINNING EP [DELSIN] [12inch EP]

Steven Rutterと共にB12として90年代から2007年まで活動していたUKのMIKE GOLDINGが、ソロとしては初となるシングルをオランダの[DELSIN]からリリース。
B12の作風と共鳴しつつ独自の方向性も提示しているスペーシーなムードが漂うインテリジェンステクノ作品で、今後ソロ作品としても可能性の広がりを期待したくなるような良質な内容です。












7.5点 VC-118A – INSIDE [DELSIN] [2LP]

MohloMulticast Dynamics名義でもリリースするオランダのSamuel Van DijkによるメインプロジェクトVC-118Aによるサードアルバムが、オランダの名門[DELSIN]からリリース。
神秘的でスペーシーなムードが漂うディープ・エレクトロテクノ、ダブテクノ、アンビエント、IDM作品です。












7.5点 BNJMN – HYPNAGOGIA [DELSIN] [2LP]

[RUSH HOUR][TRESOR]などからもリリースするベルリンのBen ThomasによるプロジェクトBNJMNが、7年振り3作目となるアルバムをオランダの[DELSIN]からリリース。
神聖でアブストラクトな世界観が構築されたヒプノティックなディープテクノ、アンビエントテクノ作品です。


0 件のコメント:

コメントを投稿