毎月紹介している良かった音楽作品の中から「2019年12月~2020年11月購入作品」を対象に、特に良かった作品(10点満点中8.5点以上)をまとめて紹介します。
[シングル]
9点 NEON CHAMBERS – ONE [DEKMANTEL] [12inch EP]
フランス出身のKangding Rayと、UK出身のSighaによるユニットNEON CHAMBERSによるファーストシングルがアムステルダムの[DEKMANTEL]からリリース。
スペーシーでレイビーなブレイクス、ブレイクビーツ・テクノ、ダブステップ、IDM作品で、ボイスサンプルの使い方やリズムの構成など巧みなサウンドプロダクションが光る非常にクオリティの高い作品に仕上がっており、今後のリリースも期待せずにはいられません。
9点 ARDB – HILBERT’S HOTEL [FUN] [12inch EP]
これまでリリースした2作のシングルを紹介し、そのうちの「2019年6月購入分」で紹介した[GEODESIC]からのシングルを9点と高評価してきたルーマニアのARDBが、アルゼンチンの[FUN]からリリースした3作目のシングルです。
スペーシーでダビーなミニマルハウス、アシッド・エレクトロ、ダウンテンポ作品で、作風の幅を広げつつクオリティの高さがキープされた素晴らしい内容で、今後のリリースも期待せずにはいられません。
9点 JOHN BELTRAN – 2020 [MYSTIC AND QUANTUM] [12inch EP]
「2019年11月購入分」で紹介した[BLUE ARTS]からのコンピレーションアルバムを9点、「2016年8月購入分」で紹介した[SOUL RESERCH]からのシングルを8.5点、「2019年3月購入分」で紹介したPlacid Angles名義のアルバムを8.5点と高評価し、他にもシングル1作、アルバム2作を紹介してきたデトロイト第2世代の極上アーティストJOHN BELTRANが、マドリードの[MYSTIC AND QUANTUM]レーベルの[LOST CANVAS SERIES]からリリース。
哀愁漂う叙情的で美しいデトロイトテクノ、アンビエントテクノ作品で、JOHN BELTRANの音楽性の普遍的な魅力が存分に発揮された素晴らしい内容です。
8.5点 CHAOTIC DISCORD – TIME MIGRATION [TSARSKOYE SELO] [12inch EP]
デビューシングルも紹介したロシアの新鋭アーティストCHAOTIC DISCORDのセカンドシングルです。
前作同様のクールなディープ・アシッドハウスを基調に、エレクトロ、ブレイクス、インテリジェンステクノなどのスタイルを取り入れて作風の幅を広げつつクオリティの向上も成し遂げた素晴らしい内容で、今後のリリースにも期待せずにはいられません。
8.5点 CHAOTIC DISCORD -THE ILLUSION OF HAZE [TSARSKOYE SELO] [12inch EP]
これまでリリースした2作のシングルを紹介し、「2020年2月購入分」で紹介したセカンドシングルを8.5点と高評価したロシアの新鋭アーティストCHAOTIC DISCORDの3作目となるシングルです。
ディープ・アシッドを基調としたエレクトロ、インテリジェンステクノ作品で、自身のスタイルを確立させつつ安定して高いクオリティをキープしている素晴らしい内容で、今後のリリースも期待せずにはいられません。
8.5点 JANERET – CRITICAL EP [OMIKE] [12inch EP]
「2019年3月購入分」で紹介した[YOY]からのシングルを9点、「2016年4月購入分」で紹介した[FINALE SESSIONS]からのシングル、「2016年10月購入分」で紹介した[BERG AUDIO]からのシングル、「2016年11月購入分」で紹介した[RORA]からのシングル、「2018年2月購入分」で紹介した[TARTOUFFE]からのシングルを全て8.5点と高評価してきたフランスの極上アーティストJANERETが、自身主宰の新レーベル[OMIKE]の1作目となるシングルをリリース。
躍動感のあるダビーなミニマルハウス、スペーシーなエレクトロ・ファンク作品で、アーティストとしての質の高さを示しつつ、レーベルの今後に期待を抱かせる素晴らしい内容です。
8.5点 NO MOON – 653 MILES [CHURCH] [12inch EP]
これまでに[CRAIGIE KNOWES]からのシングルを2作紹介してきたUK出身のNO MOONがロンドンの[CHURCH]からリリース。
幻想的で煌びやかなブレイクビート、浮遊感のある美しいディープハウス作品で、自身のスタイルの幅を広げつつクオリティの向上を成し遂げた素晴らしい内容です。
8.5点 FEATHERSTONE – FEATHERSTONE [ERNEST’S WAY] [12inch EP]
オーストラリアのアデレードの新レーベル[ERNEST’S WAY]から、新人アーティストFEATHERSTONEのデビューシングルがリリース。
広大な空間をイメージさせるエモーショナルなコズミック・テクノ、アシッド・エレクトロ作品で、アーティスト、レーベルともに今後のリリースを期待せずにはいられない素晴らしい内容です。
8.5点 DEREK CARR – RIGHT TIME,RIGHT PLACE EP [WHY SO SERIES] [12inch EP]
「2017年9月購入分」で紹介した[FIRESCOPE]からのシングル、「2018年7月購入分」で紹介した[FEROX]からのシングル、「2018年8月購入分」で紹介した[CRAIGIE KNOWES]からのシングル、「2018年12月購入分」で紹介した[SUBCONSCIOUS ALGORITHMS]からのシングルを全て9点、「2018年9月購入分」で紹介したアルバムを9点、「2019年4月購入分」で紹介したコンピレーションアルバムと「2020年5月購入分」で紹介したアルバムを8.5点と高評価し、他にも6作品を紹介してきたアイルランドの極上アーティストDEREK CARRが、ルーマニアの[WHY SO SERIES]から2作目となるシングルをリリース。
スペーシーで美しいデトロイトテクノ、エレクトロ作品で、DEREK CARRの真骨頂とも言える幻想的でロマンチックな世界観が構築された素晴らしい作品です。
8.5点 DEREK CARR – THE ANTI-VIRUS EP [LOVE NOTES] [12inch EP]
「2017年9月購入分」で紹介した[FIRESCOPE]からのシングル、「2018年7月購入分」で紹介した[FEROX]からのシングル、「2018年8月購入分」で紹介した[CRAIGIE KNOWES]からのシングル、「2018年12月購入分」で紹介した[SUBCONSCIOUS ALGORITHMS]からのシングルを全て9点、「2018年9月購入分」で紹介したアルバムを9点、「2019年4月購入分」で紹介したコンピレーションアルバム、「2020年5月購入分」で紹介したアルバム、「2020年6月購入分」で紹介した[WHY SO SERIES]からのシングルを8.5点と高評価し、他にも7作品を紹介してきたアイルランドの極上アーティストDEREK CARRが、ブルックリンの[LOVE NOTES]から2作目となるシングルをリリース。
幻想的で美しいロマンチックな作風は保ちつつ、レーベルカラーに合わせたメランコリックなUSディープハウス、ダブハウス路線の作風に仕上がっており、アーティストとしてのポテンシャルの高さが遺憾なく発揮された素晴らしい内容です。
8.5点 KOSH – VIRTUAL REALITY EP [DISTRIKT PARIS] [12inch EP]
「2019年5月購入分」で紹介した[EUDEMONIA]からのシングルを8.5点と高評価し、他にも[CASA VOYAGER]からのシングルを紹介したモロッコのKOSHが、フランスの新レーベル[DISTRIKT PARIS]の1作目をリリース。
フューチャリスティックなスペーシー・テクノ、ダブテクノ作品で、フランスの極上アーティストJaneretによるエレクトロスタイルのリミックスも収録した素晴らしい内容です。
8.5点 MAZARGUES AFFAIR – TOKUGAWA IENARI [SENTAKU] [12inch EP]
フランスのNicolas TimsitとVincent WelwertによるユニットMAZARGUES AFFAIRのデビューシングルが、日本語をフィーチャーするUKのレーベル[SENTAKU]からリリース。
スペーシーで浮遊感のあるアシッド・エレクトロ、ブロークン・ビーツ作品で、今後のリリースが楽しみになる素晴らしい内容です。
8.5点 SOUND SYNTHESIS – DIVING IN EP [SPACE SHEPHERD] [12inch EP]
「2019年10月購入分」で紹介した[NEBULAE]からのシングルを8.5点と高評価したマルタ出身のSOUND SYNTHESISが、アイルランドのダブリンを拠点とする新レーベル[SPACE SHEPHERD]の1作目としてリリース。
前作同様スペーシーな世界観が構築された美しくエモーショナルなアシッド・エレクトロ作品で、引き続き今後のリリースも期待せずにはいられない素晴らしい内容です。
0 件のコメント:
コメントを投稿